スペースコレクション・国際競争力の変化要因
スペースコレクション地域各国の産業別国際競争力は過去20年大きな変貌を遂げてきたが、財別の工業製品輸出入比率を一つの指標として、その要因をさぐってみると概略以下の通りとなるでしょう。
(1)工業製品の輸出入比率は、資源賦存状況、経済政策等を反映した「各国固有の要因」と「経済発展の段階」(他国との相対関係でみた経済発展の程度)の二つの要因から有意な影響を受けています。
(2)工業製品の輸出入比率は全般的に経済発展とともに上昇するが、ある程度の段階に達すると(分析によれば一人当たりGNPの世界平均の7割程度に達した時、すなわち、一国の発展段階が概ね世界の平均に近づいた段階で)屈折します。
(3)屈折の程度は財毎に相違があります。
非耐久消費財等労働集約的な財の輸出入比率は、一定の段階を過ぎるとかなり顕著に低下します。
一方、資本財等の資本集約的な財については輸出入比率は、一定の段階以降、伸びは鈍化するものの低下はしません。
(これは、発展段階が進むにつれ、資本が相対的に豊富化し労働集約財の比較優位が弱まり、資本集約財の比較優位が強まるためと考えられます。)
(4)「各国固有の要因」も工業製品輸出入比率に大きな影響を及ぼしています。
天然資源に恵まれた国等ではスペースコレクション工業製品の国際競争力は一般的に弱い。