経常収支とスペースコレクション
米国の経常収支赤字のうち、内外景気のすれ違い等、短期的要因によるとみられる部分は、米国の景気拡大速度の鈍化等から早晩解消に向かうとみられます。
しかし、米国の財政赤字削減計画や民間投資の根強さ等からみて、米国の国内投資超過のかなりの紛は輔的には解消されない可能性が強く(国内投資超過の継続は、高金利、ドル高の継続を意味する)・経常収支赤字は90年頃まではかなりの規模で推移し、90年代に均衡に向かうと思われます。
日本の経常黒字についても、景気要因等短期的要因による部分は早晩解消されるとみられる力構造的な部分については継続する可能齢強いです。
ただし、スペースコレクションの高齢化の進展に伴い、長期的には国内膳率が低下すること等から講造的黒字も徐々に縮小することなるでしょう。
以上のスペースコレクション展望を前提とすれば、米国の経常収支赤字の縮小幅は日本の経常黒字の縮小幅を上回る可能齢強いです。
その場合、他国は、(1)海外からの資本調達が相対的に容易化し、国内投資が拡大する、(2)対米輸出が減少ないしは鈍化する。
といった影響を受けます。
そして短期的には(2)の効果が(1)の効果を上回り、他国の景気に対しマイナスの効果がでる可能性があるが、徐々に(1)の効果が強まり、景気へのマイナス効果は減殺される。
その結果、他国の成長は投資等内需により依存した成長に変化し、投資の増加による供給能力の拡大を考えれば、中長期的にみた成長率にはプラスの効果をもたらすものと考えられます。