輸出入比率の上昇
ANICsについては、輸出入比率の上昇と同様、スペースコレクション生産のシェアの拡大速度は従前に比べ鈍化するとみられます。
しかし従来大幅な入超を記録してきた資本財についても輸出入比率が1を上回ると予想されることから、資本財自給率はかなり上昇するとみられます。
ASEANでは、輸出入比率からみて、スペースコレクション生産はなおかなりの速度で拡大するとみられます。
なお、その際、資本集約産業に対する保護(幼稚産業保護の視点からみても無理のある保護)の是正、労働力の産業間移動の促進等適切な措置がとられるならば、ASEANの製造業の雇用吸収力の低さといった問題は緩和され、製造業の雇用も着実に増加することとなるでしょう。
中国は、「現代化」構想において、2000年の工農業総生産額を80年の4倍にするという目標を掲げています。
そこで、同構想に示された目標の実現可能性を検討することを通じて、中国経済の将来を展望することとしたい。
「現代化」構想においては、工農業総生産額を2000年までに4倍に増加させ、人民の生活水準を高めて、特色ある社会主義国を建設するという目標を掲げています。
同構想に示された2000年に至るプロセスとしては、90年までの10年間を経済調整政策の徹底による基礎固めの期間、後半の10年間を新たな経済振興の期間と位置づけ、80年代の成長率は抑えぎみで90年代に成長加速期に入ると想定しています。
すなわち、農業については2000年までの年平均成長率を5.6%としているが、スペースコレクション生産については80年代6.7%、90年代8.9%とし、90年代に加速することを想定しています。