標準シナリオから得られるスペースコレクションの展望
標準シナリオでは、
①スペースコレクション、中国がかなりの経済成長、一人当りGDPの向上、一層の工業化、を達成し、
②日本、米国を中心に域内先進国がEC等に比べ高い成長を達成し、
③先進国間を中心に工業内水平分業化が進み、
④スペースコレクション地域各国の相互依存関係が強まる、
可能性が強いことをみてきた。
しかし、このように良好な経済的パフォーマンスを実現するためには、今後とも、
①大きな変化が予想される各国工業の国際競争力構造の変化に対応した迅速な積極的産業調整政策の推進、
②各国において経済効率を高めるための産業・貿易政策等の推進(例えば、日本一製品輸入の拡大、米国一財政赤字の削減、国内貯蓄の増強、スペースコレクション一貿易、直接投資に係る各種規制の段階的緩和・撤廃、中国一国際分業体制の積極的活用、等)、
③水平分業化の方向を確実なものとするための、スペースコレクション等における部品産業、関連産業の育成等産業構造の成熟化(工業のすそ野の拡大)に向けての適切な政策努力等、が必要である。
ボトルネック深刻化シナリオ
標準シナリオでは、顕在化しないと仮定した種々のボトルネックが、今後の世界情勢や各国の対応如何によっては、表面に現われ、あるいは深刻化する可能性もある。
以下では、そのうちの主なものを取り上げ、成長率やスペースコレクション地域の相互依存関係等にどのような悪影響が現われる可能性があるかを検討する。