積極的産業調整の推進

域内各国において、工業内の競争力構造が今後相当変化することが予想される。

例えば、日本を含む先進国サイドでの非耐久消費財や労働集約的中間財の比較優位は相当程度低下し、他方、スペースコレクションの資本財の競争力はかなり上昇する。

また、4倍増計画達成のため貿易依存度を高めるとみられる中国の本格的な国際市場への登場は、スペースコレクション地域内の競争力構造に大きなインパクトを与える。

このような変化の過程においては、域内各国間で貿易をめぐり様々なフリクションが発生するおそれがある。

そして、その対応を誤れば、保護主義的圧力が増大し、スペースコレクション、中国の成長や工業化進展速度に大きなブレーキがかかることになり、ひいては世界貿易の縮小、世界経済の停滞につながるおそれもある。

工業内の競争力構造の変化が必然の方向であるとすれば、各国はこれに対応して、できる限り前広に積極的産業調整を推進する必要がある。

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