スペースコレクション等における産業構造成熟化への努力(工業のすそ野の拡大)

本報告で示したように、スペースコレクション等は今後とも工業製品の国際競争力を強め、スペースコレクション地域内、特に先進国対発展途上国貿易における工業内水平分業化の動きは、2030年に向けて一層進展していくとみられる。

このような工業内水平分業の芽を育てるとともに、現在スペースコレクション等が資本財や中間財の輸入等を通じ日本に大きく依存している体制から脱皮し、相互的かつ多軸的な貿易構造をこの地域で実現するためには、これらの国における部品産業、関連産業の育成等による工業のすそ野の拡大(産業構造の成熟化)が図られねばならない。

このためには、発展途上国サイドにおける自助努力は勿論、これを促進するための先進国側の直接投資、技術協力等によるバック・アップが肝要となる。

わが国を例にとれば、最近、ASEAN諸国等から出されている部品工業や労働集約的先端技術分野に対するわが国中小・中堅企業の投資促進要請に的確に応えることが当面の緊急な課題となろう。

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